21世紀の地域還元循環型農業として北海道は大自然の中にあっ て、特に緑地創生と、北海道民の生活向上を主眼とし、これまで、 伸び悩みつつも、地味な成長を続けてきたのが現状であります。
しかしながら、最近の急激な経済変動による大打撃の基に日本農業をはじめ特に北海道の農業は気候条件はもとより、その他の諸条件も伴って難しい情勢となっております。
皆様もご承知の通り、北海道の主流は第一次産業の個々の収入面 にも大きく影響し、大幅な収入減となっているのが現状であります。
我々は、第一次産業の中でも特に農業において、今後の日本経済の立て直しおよび活性化を図る事を最大の目的としております。
その為には、既存の休耕地、又、離農跡地等を有効活用し、失業者の雇用対策、及び高齢者の担い手対策の手助けも十分考慮に入れ、国民の一員として、第一次産業を盛り上げるために寄与したいと考えております。
また、北海道が日本の食料基地として真の基盤作りをしなければならないと考えており、そ のためには「1に品質、2に省力、3に収量」と言われるようにコストダウンと生産性向上が強く求められています。
農業生産の安定増大を行う為には、合理的、且つ、有効的な土地利用と総合的な地力培養が不可欠となっています。
その為、有機農法と土壌改良、土壌の団粒化(団粒化構造の土壌とは・・・・通気性、保湿性、 排水性および保肥力のある土壌である)の促進が不可欠であります。
団粒化構造の土壌を造るには、良質の堆肥を使用し(地力も高まる)、継続して良質の堆肥を使用することにより(循環型農業の促進につながる)、良好な団粒化構造を維持する事 が出来ます。
又、20世紀は新技術への革新、新素材開発、先端産業への多大なる貢献の時代でした。
尚、化学肥料の使用を極力最小限に押え、有機物である「食品残渣、骨粉、豆腐カス、鶏糞 及び山土」等を発酵したボカシ肥を使用することにより、土壌本来の生態系を保つことができ、 このことにより健全な土壌と健全な有機肥料から健全な農作物が生産され、それが減農薬農法 になります。
農薬使用に関しては減農薬農法を基本とし、土壌に関しては循環型農業の理念に基づき、有機肥料の有効活用を促進し、北海道、及び、日本農業の安全性はもとより、健全な農業王国と 発展していく為の、新技術の開発と成功に向けた総力結集が急務であると思います。
20世紀は、シリカ(二酸化珪素)がもたらしたIC・ITの世紀でした。
今21世紀へと突入し、今世紀の最大のテーマは当然のごとく新エネルギーの開発と宇宙開 発の促進、その中で多くの人類が宇宙到達などを考えられる中で、地球規模での環境整備と、 地球浄化及び人類の存続を考えるならば、今世紀はまさに炭素抜きには考えられないのである。
故に、21世紀は人類と炭素が共に共存していくための開発と応用の時代が来たのである。
籾殻特殊加工炭素を利用し有機廃棄物を原料とした肥料化を基盤に、地球規模の環境整備を追求して行く事に強い信念と情熱を燃やしているところです。
株式会社環境衛生研究所
代表取締役 宮本忠